香港富裕層のライフスタイル-ウルトラリッチのグローバルライフEnrich

ここまで2回にわたって香港について紹介してきましたが(1回から読む)、最終回は香港のライフスタイルについて紹介します。まず、香港最大の富豪である李嘉誠(リ・カシン)はどのような生活を送っているのでしょうか。前回に香港の不動産について紹介しましたが、李氏は香港島南部のディープウォーターベイを見下ろすShouson Hill Roadに居を構えています。

前回のコラムで、香港の富裕層に人気の住宅エリアとしてヴィクトリアピークとランタウ島のディスカバリーベイを紹介しましたが、このディープウォーターベイを見下ろす香港島最南部も高級住宅エリアです。これら3つのエリアに共通していることは香港を悩ませている大気汚染が比較的にましであることです。高級住宅エリアの位置からも香港の課題が透けて見えます。

前回のコラムで香港の不動産価格は高騰し、数百平米のコンドミニアムが数十億円することを紹介しましたが、香港最大の富豪である李氏の住居は約4,200㎡と桁外れの大きさです。売却されることはないでしょうが、もし売りに出されれば数百億円の価格でしょう。総大理石のまさに白亜の大豪邸と呼ぶにふさわしい住居ですが、香港らしいのはデザインや内装が風水に基づいていることです。