人口を増やすニュージーランドの地方都市ネルソン – ウルトラリッチのグローバルライフ Enrich

ここまで20回にわたって夏の旅行で訪れた欧米の主要都市について紹介してきましたが、今回は全く別の地域であるニュージーランドのネルソンについて紹介します。この連載の初期でニュージーランドについてはオークランドを紹介しました。ニュージーランドは全体でも人口500万人の小さな国ですが、オークランドにはその3割である約150万人が集まっています。対してネルソンは人口5万人しか居ないとても小さな町です。

世界から隔絶された感の強い南島

前回のニュージーランド訪問ではオークランドを中心に北島だけを訪れましたが、ネルソンは南島に位置しています。

今回もシンガポールからまずオークランドに飛びましたが、同じ南半球の移動であるにもかかわらず10時間かかりました。東京からはオークランドまで11時間かかりますし、日本人の多くがすぐ近くと思っているシドニーからですらオークランドまで3時間以上かかります。南半球の緯度が高く、さらに日付変更線に近い場所にあるために、オークランドですら世界中の主要都市から離れた隔絶された場所に来たと感じます。

ニュージーランドに滞在していて僻地に来たと感じさせられるのは時差で、主要都市の中で最も早い時間帯にある東京と比較しても4時間も早くなっています。オークランドでさえ隔絶された感が強いですが、そこからネルソンを始め南島の各都市に向かう便は、ほとんどがプロペラ機で空港でも一切荷物チェックがありません。

チケットのチェックもなく、チケットにゲート番号すら書いていないために、私たちもネルソンに向かうときに間違ってウェリントン行きの便に乗り込んでしまい、シート番号に他のお客さんが座っていると確認したことで初めてスタッフがチケットを確認して正しいゲート番号を教えてもらうなど、今の時代に考えられないほど牧歌的なフライトでした。

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