インター生の夏休みに迫る- シンガポールから発信するグローバル教育最前線 – 現代ビジネス

グローバルで必須の英語とITスキルを磨く! シンガポールのインター生の夏休みに迫る

世界中から数万人の子供たちが集まる「iD Tech Camp」

ここまで2回にわたり、シンガポールのインターナショナルスクール(以下、インター)の様子と、運営サイドについて紹介してきました。今回は夏休みの過ごし方についてです。インターの夏休みは6月中旬~8月中旬まで2ヵ月にわたるため、多くの生徒がさまざまなプログラムに参加します。

米国で開催されたITスキルのプログラムに参加した2人のお子さんの話を通して、シンガポールのインター生のグローバルな夏休みを紹介します。1人目はTさん(9歳)です。彼女は、昨年10月にお父さんの転勤でシンガポールに来ました。お母さんの友人から紹介されて視察したアメリカンスクールの充実した設備が気に入って通うことに決めました。

Tさんはこれまで海外で暮らしたことがなく英語も得意ではなかったので、学校に通い始めたころは、泣いてしまうこともあったそうです。けれども、EALと呼ばれる英語が第二外国語となる生徒向けのプログラムに参加し、徐々に友達が増え英語も上達していきました。転校して3ヵ月ほどでクラスメートとも楽しく話せるようになり、いまではすっかり学校を気に入っています。

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