シンガポールのインターナショナルスクールの最近の動き
シンガポールのインターナショナルスクールの最近の動きについて紹介します。GEMS World Academyの運営がGEMSエデュケーションからXCL Educationに変わります。
GEMS World Academyは2歳から18歳が通うIBとIGCSEのカリキュラムを採用する学校です。ドバイを本拠地とするGEMSエデュケーションは、13カ国以上で学校を展開し、GEMS World Academyシンガポールは2014年9月に東南アジア初として開校されました。
新しい運営母体であるXCL Educationは、シンガポールを拠点として東南アジアで6つの学校を運営しています。XCL Educationにとって、GEMS World Academy シンガポールは大きな買収であったと思います。
昨年の9月に、シンガポールの老舗インターナショナルスクールであるカナディアン インターナショナルスクールは、香港上場のChina Maple Leaf Educational Systems Limitedへ7億3000万シンガポールドル(約590億円)で売却されました。
また、安価な学費が魅力であるワンワールドインターナショナルスクールは、約150名の日本人が通っていますが、日本は大阪・神戸、淡路に進出予定だそうです。韓国でソウルとチェジュのインターナショナルスクールを買収し運営する計画もあるようです。
イギリスの名門校のアジア分校は引き続き人気があります。King’s College Londonが2018年に中国で開校した際には、1,500名の生徒の枠に7,000件の応募があったそうです。
ノース・ロンドン・カレッジ・スクール(NLCS)はジョンズホプキンスのCTY(gifted program)でご一緒した日本人の娘さんが通っていますが、2020年のIBディプロマの平均は40.2点(45点が1名、44点が2名)世界5位(女子校1位)でした。
ノース・ロンドン・カレッジ・スクールNLCSは、韓国Jejuにも展開しています。韓国Jeju校は、2020年IBディプロマで平均点 39点を叩き出し、ほとんどの学年でウェイティングだそうです。シンガポール校は、まだ卒業生が出ていませんが今後が楽しみです。
イギリスの名門校のアジア分校は、アカデミックレベルが高く今後も注目したいと思います。
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