Alt Schoolの悲報
Alt school は、2013年元グーグルのメンバーが創った新しい教育方針の学校で、アダプティブ・ラーニング(=個々の生徒にあわせて学習内容を提供する)を行なっていました。
フェイスブックのの創業者ザッカーバーグやピーターシールなど大物投資家から174億円も集め、未来の学校とベイエリアで注目されていました。
そのAlt schoolが学校ビジネスを縮小し、ソフトウェアプラットフォームやそれに付随する専門的サービスを販売することに舵をきりました。米国のメディアは、Alt schoolが存続するためには、現在の1万人の会員を10万人まで増やす必要があると論じています。
この分野は、SchoologyやCanvasなど50社ほどの競合がおり、今後Alt schoolがビジネスモデルを変えて、どう進んでいくか注目しています。
Alt schoolは以前にサマーキャンプを行っており、問い合わせをしていて、今回のアメリカ滞在でも参加したかったのですが、数年前よりサマーキャンプを行っていないことを知って残念に思っていました。
教育スタートアップの難しさを感じますが、このニュースを聞いて、アメリカの公立校でIT化を進めすぎた結果、子供達が無気力になってしまったという記事を思い出しました。
子供の学習状況をオンラインで管理して個々にあった学習内容を提供するだけでは、子供の想像力は養われません。未来の教育子供の好奇心を養い、情熱を持てるような多様なテーマを与え続けることが大切かと思います。
Alt schoolと同じく注目していた学校だと課題解決型学習のハイテックハイがうまくやっていると思います。
カリフォルニア州サンディエゴ近郊のハイテックハイは、技術教育と教科教育を統合するためのチャータースクールとして2000年に設立された。今では高校5校、ミドルスクール4校、小学校3校から成り、年に五〇〇〇人以上の生徒が在籍しているそうです。
↓決められた教科書も試験もない学校で下記の映画もモデルとなった学校です。
Most Likely to Succeed Trailer HD https://vimeo.com/266201361
Most Likely to Succeed 日本語記事 https://globe.asahi.com/article/11689607
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