小・中学生のイギリス留学で大事なガーディアン制度

イギリスのボーディングスクールに通わせる時に必須のガーディアンとホストファミリー制度があります。周りで小学生〜中学生でイギリス留学をさせている保護者の方と話をするとガーディアンで悩んでいる方が多いです。

昨年の9月からイギリスのボーディングスクールに通い始めた我が家は、初めの3ヶ月間は家族でロンドンに滞在していました。娘の学校の休みは一緒にいて、頻繁に寮から電話がかかってきて話をしていました。

今年の1月の新学期からは、羽田空港からヒースロー空港まで娘一人で戻り、ガーディアンが提携しているタクシー会社のドライバーにホストファミリーの家まで連れて行ってもらいました。PCRの結果が出るまでホストファミリーの家で3日間過ごし寮へと向かいました。

当時、イギリスから日本へ戻った時の隔離が2週間と厳しく、同行するつもりだった主人のフライトをキャンセルしたので、初めて一人での渡航、ホストファミリー滞在で心配でしたが仕方ありませんでした。

隔離のための滞在ということもあり、ホストファミリーの家でかなりの制限がありました。泣いてしまうほどこの経験が辛く、娘と話をして日本やシンガポールの学校に転校しようねと寮に送り出しました。

次のホストファミリーは、日本人の知り合い夫妻の近所だったので、日本食のレストランに連れて行ってもらったり、公園を散歩させてもらえました。このホストファミリーが10部屋あるお庭も広いイギリスの弁護士さんの家庭で、大学生の息子さんたちがすでに家をでたのでホストファミリーを始めたそうです。

ブラジル人の奥様のご飯が美味しく、犬の散歩に連れて行ってもらったり、週末に帰宅してきた息子さんとゲーム大会ができるなど息抜きができて楽しかったようです。

その後、ガーディアンの会社を色々と調べたり、使っている保護者から話を聞きました。個人でやっているガーディアン、各エリアに所属ガーディアンを持つ大手のガーディアン会社、日本人が経営しているガーディアン会社など色々とあります。

ガーディアンがホストファミリーを手配してくれます。ガーディアンを選ぶにあたり手配や対応が良いことは大事ですが、ガーディアンが手配してくれたホストファミリーが合わないというのもよく聞きます。

ハーフターム休みやExeat(金曜日〜日曜日に寮生が寮を出ないといけない休みで1学期に2回ほどある、ない学校もある)にホストファミリーに滞在しますが、ガーディアン会社によっては、事前にホストファミリーの写真を見せてくれて自分で選べるところから、毎回ホストファミリーが違うところなどあります。ホストファミリーをカバーしていないエリアだったようで、ガーディアンと契約後に学校近くのホストファミリーを手配できなかったということも聞いたことがあります。

ホストファミリーの料理が合わないという話もよくあります。我が家はカップラーメンやカステラなどのお菓子を持していたので、初めのホストファミリーの滞在ではそれを食べて過ごしました。ホストファミリーと一緒でないと基本外出ができないので(ある年齢以上はokですが車でないと移動できないこともある)、外に連れて行ってくれないホストファミリーの場合は、ずっと自宅で過ごすことになります。

代表的なガーディアンの会社ですが、日系でお値段高めですが日本人の手配がなれているwatanabe office、その他、ロビンエデュケーション、Pippa’s、gabbitas、white houseはよく名前を聞きます。個人でやっているガーディアンは、イギリスに住んでいる知り合いに頼むケースや学校の近くに住んでいるガーディアンがホストファミリーを兼ねているところなどがありますが、知り合いから紹介してもらわないと見つけるのは難しいです。

イギリスより学費や寮費が高いですが、スイスのボーディングスクールはガーディアンが必要なく全て学校にお任せできるので、スイスを選ばれたという経営者の方の話も聞きます。イギリスボーディングスクールへの留学を快適に過ごすためにもガーディアン、ホストファミリー選びは大事だと感じます。