イギリスの超名門ハーロー(ハロウ)校が日本に開校

イギリスのボーディングの見学に行った時にも先生から話が上がりましたが、イギリスの有名私立校がアジアにインターナショナル校を作っています。日本には11歳から18歳を対象とした全寮制のハーロー校(harrow school)の分校が2022年8月に日本の岩手県安比高原にキャンパスを開校します。ハーロー校は、バンコク、北京、香港、上海に分校があります。

ほとんど生徒が英語ネイティブだけの本校に比べてインターナショナル校はアジアからの生徒が多いので、英語力が劣るのではないかと思われるかもしれませんが、入学には英語力の試験があること(年齢に応じてインタビューやペーパーテスト)、英語がある程度できても学校が望むレベルまで達してないとESLクラスを受講するのでクラスの英語力はある程度保たれています。

アジアのインターナショナル校は、イギリスの本校と比べて、ディスカッションやライティング力など高度な英語力、科学やDTなどの学びの深さは劣る部分はあると感じましたが、算数レベルやスポーツレベルは負けてないと感じました。

特にシンガポールやマレーシアのインターナショナルスクールでは、毎日スイミングやフットボール、ネットボールなどスポーツに参加することでイギリスの本校に負けないくらいスポーツのレベルが高いですし、イギリス本校でもアジア人のアカデミックレベルが高く、IBやA levelの点数を引き上げています。算数の大会などもアジア人が選ばれているケースが多いです。

インターナショナルの学費をイギリス本校と同じレベルにしている学校も多いですが、ボーディングの費用はインターナショナル校の方が安いです。アジアの学校だと日本からのアクセスも良いでしょう。

我が家みたいにインターナショナル校から出発して将来的にはイギリスのボーディングにとステップアップするのもいいと思いますし、母子で数年留学したり、お子様だけボーディングに送ったり、色々見学されて比べてみるのがいいと思います。なお、マルボロ・カレッジ マレーシア はYear5(10歳)からボーディングスクールに入学することが出来ます。