プリスクールとインターナショナルスクールの違い

私たちは10年間シンガポールに住んでいますが、こちらで生まれた5歳の息子が日系幼稚園→プリスクール→インターナショナルスクールのナーサリーと転校をしました。その時に感じたプリスクールとインターナショナルスクール(ナーサリー)の違いについて紹介したいと思います。

シンガポールのプリスクールは、ローカル小学校へ入学する6歳までを対象とし、インターナショナルスクールと比べて保育時間が長いです。中国語と英語、それに加えて日本語が学べるところもあります。シンガポールにプリスクールは30−50はあると思いますが、有名なところはケンブリッジプリスクール、イートンハウス、チャッツワースプリスクールなどがあります。

入学時に試験はなく、英語や中国語の歌を歌ったり、動画を見たり、単語を覚えたりと遊びの中に学びを取り入れているところが多いです。息子も日本語環境から英語のプリスクールに移った時には、ローカルのお友達と工作をしたり、外遊びをしたり、歌ったりする中で英語に慣れ親しんできました。

英語環境は初めてでシンガポールに来て、まずは英語環境に慣らせたいというお子さんはローカルのプリスクールや日系幼稚園のバイリンガルプログラムから始めると良いと思います。

息子はメイドさんやローカルの友達との会話は英語で、ローカルのフットボールスクールに入っているなど小さい頃から英語環境で暮らしていましたが、親の私たちと日本語で話をし読む本も日本語です。

日系の保育園とプリスクールを辞めて、半年ほど滞在したイギリスや日本からシンガポールに戻ってきたので、時間割があるインターナショナルスクールのナーサリーに通わせ始めました。

シンガポールのインターナショナルスクールは2歳から通える学校があります。娘は英語ゼロで3歳からシンガポールのインターナショナルスクールに通いましたが、息子は2歳から日系幼稚園に通いその後徐々に英語環境に慣らそうとプリスクール→インターナショナルスクールを選びました。

現在はお兄ちゃんお姉ちゃんたちとスクールバスに乗りインターナショナルスクールに通っていますが、英語、算数、アート、スイミング、音楽など時間割に沿って学んでいます。おうち英語でアルファベットが書けるようになったので、インターナショナルスクールで英語の単語を書いたり、英語で恐竜や虫について先生やクラスメートたちとディスカッションするのは良いタイミングだったかもしれません。

下記はCanadian International Schoolのナーサリーの時間割です。8時半〜9時から開始、15時〜15時半に終了するインターナショナルスクールが多いかと思います。UOIは探求学習で、この時間にグループワークをしたり外に出かけたりと年齢に応じたアクティビティがあります。息子は中国語は難しいと言っていますが、1週間で1から10まで言えるようになりました。10時にはスナックタイム、外遊び、水遊びなどが組み込まれています。

https://www.cis.edu.sg/admissions/time-table

息子も将来的には娘と同じイギリスのボーディングスクールに通わせようと思っています。そのためにはイギリスのカリキュラムに沿って学ぶのが良いと思い、先日、英系のインターナショナルスクールの見学に行きました。ほとんどの英系のインターナショナルスクールは入学試験があります。それは4、5歳でも変わらず、息子を連れて10分程度の英語のインタビューを受けに行き合格しないといけません。

イギリスはYear1、5歳から小学校が始まります。娘は、Year1から英系のインターナショナルスクールに入りましたが、息子もこの9月からYear1になります。数あるシンガポールのインターナショナルスクールを見学しましたが、英系のインターナショナルスクールが一番ライティング、フォニックス、リーディングなどしっかり行っていると思います。Year1の子が自分で本を読んだり、簡単な英語の文章を書きます。

日本には幼児向けのインターナショナルスクールはそれほど選択肢はないかもしれませんが、4、5歳でしたら単に英語に慣れ親しむプリスクールではなくて、時間割に沿って学ぶようなインターナショナルスクールのナーサリー、英系のインターナショナルスクールの方がより英語のステップアップになって良いと感じます。