シンガポールサッカー選抜クラスについて
5歳の息子はシンガポールで2つサッカースクールに入っていますが、飛び級や選抜クラスについて日系とローカルスクールを比較しながら紹介します。
シンガポールのサッカースクールでは、6歳〜7歳になるとセレクションがある選抜クラスやジュニアチームと呼ばれるコーチの推薦が必要なクラスが始まります。週末のリーグ戦や各種大会があり、その試合で勝つためにスキルが高い子を集めて練習をします。
ほとんどのスクールが、通常のスクールと選抜クラスを並行して行なっていて、選抜クラスの場合は週に2−3回練習を行います。
日系サッカースクールでは、小学生から経験者中心に小学生からジュニアチームとして練習を行なっています。息子は、試合では飛び級で上のクラスに入れてもらうことがありますが、練習は基本的には同年代のクラスに参加します。
それが少し物足りないということもあり、ローカルのサッカースクールを沢山見学しました。ローカルスクールの規模が大きいところでは、選抜クラスはセレクションがあり、1チーム8〜10人にして別の練習メニューで行います。
年齢の区切りは1月からです。中には体が大きくシーズンを通じて練習、リーグ戦を1学年飛び級する子がいます。リーグ戦では自分の学年と1つ上の学年と2チームに参加できるので、上の学年ではより体が大きく上手い子と競い、自分の学年ではキャプテンとしてチームを引っ張るなど年齢に応じた経験を積むことができます。
シンガポールでは6人制のサッカーから始まり、その後7人制になります。どのスクールも1チーム10名ほどのメンバーでチームを作るので、交代しながら毎回の試合で全ての子が参加することができます。息子は体が大きいので、ローカルチームでもリーグ戦では2つのカテゴリーに出ており、同じような子は沢山います。
この間、一つ上の学年の試合があり、息子のチームから飛び級で参加している子が5〜6名いたのですが、体が小さいにも関わらずドリブルやパスの精度が高く大きいお兄ちゃんを相手に8点も得点しました。
その後、ヘッドコーチから今まで6歳のクラスでは選抜クラスを作って練習はしていなかったが、今年はこの子たちだけを集めて練習するクラスを設けた方が7歳からの選抜クラスに向けて高いレベルの練習ができそうだと、急遽4月から練習が週に2回に変更になりました。練習内容はチームビルディングとサッカーの動きや戦略についてです。
息子は日本だと年中さんで、同じメンバーは日本だと年中〜年長さんの子たちです。この子たちだけの選抜クラスを作るなんて日本では考えられないと思います。
日本ではその年のメンバーを見て練習方法、回数など機動的に変更したという話はあまり聞いたことがありません。
シンガポールではスクールとしてお金を払ってサッカーに参加しているので、満足してもらえないと子供達はチームを移ります。スクール単位でのリーグ戦を頻繁に行なっているので、どこも選抜クラスには良いコーチをつけています。
Whatupで練習の写真を送ってくれたり、今日は何を学んだか、子供達の質問にも答えてくれます。シンガポールのサッカーと聞くとレベルが高くないと思われがちですが、体が大きい欧米の駐在員やローカルの子たちも中学からスポーツの推薦で良い学校に行けるので盛り上がっています。
このようにシンガポールのサッカースクールは柔軟な運営をしているので、シンガポールでサッカーを学んだ子たちが日本に戻ってどんなスクールやチームを選ぶか興味があります。
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