イギリスのファンデーションコースを見学

日本の高校を卒業した学生さんと一緒にイギリスのファンデーションコースを見学してきました。イギリス国内の10校ぐらいのファンデーションコースから絞り込んで、2日間かけてロンドン、ブライトン、ケンブリッジにある4つ学校と寮を見にいきました。

イギリスの大学進学を目指す際、多くの学生が受講するのが「ファンデーションコース(Foundation Course)」です。日本の高校卒業後、すぐに大学に入れない場合や、英語力・学力を補強したい学生にとって、進学前の準備コースとしてとても重要なステップです。

ファンデーションコースでは、第二言語として英語を学ぶ学生向けの授業も多く含まれており、大学の講義や課題に対応できる語彙力や読解力、ライティング力を高めることができます。

コース期間は通常1年間で、英語力や選択した専門分野(Engineering, economics,medical etc..)の基礎知識を習得します。またイギリスの大学は3年間なので、日本の大学進学から切り替えた場合にも同じ年の6-7月には卒業できます。

見学の際に在校生を見ましたが、欧州から来た学生が多かったです。アジア系も10-15%ほどいました。日本人はほとんど会いませんでした。学校によってはイギリス人が多く在籍している校舎もありました。

ファンデーションコースは大きく分けて「大学附属型」「私立型」の2つがあります。

行きたい大学が決まっている場合は、大学が直接運営、または大学と提携している機関が提供する学校附属ファンデーションがいいでしょう。

その大学が求める成績がある程度わかっているので、その成績などの条件を満たせば高い確率で大学進学が可能です。授業内容が自分の行きたい学部とリンクしていることや大学の施設が理由できることもあります。入学要件は高めですが、UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)、キングス・カレッジ・ロンドンは人気です。

一方で語学学校や教育グループなどが提供しているのが「私立ファンデーションコース」です。今回はこの私立ファンデーションコースを4校見学してきました。

まだ行きたい大学が決まっていない方、できるだけ色々な大学進学への選択肢を広く持ちたい、少人数制や個別サポートを重視したいという方にはおすすめになります。

私立ファンデーションコースの入学要件としては、IELTSで5〜5.5は必要です。(英検 準2級~2級以上)Student ビザの要件としてIELTSのスコアが4は必要なので、IELTS 4〜5程度の方も夏休みの英語キャンプを組み合わせることで入学が可能になる場合もありますのでご相談ください。