夢の世界を築いたディズニー家 – ウルトラリッチのグローバルライフEnrich

前回、ディズニーワールドを中心として、オーランドが世界一のテーマパーク都市になっていることを紹介しましたが、今回はなぜオーランドに夢の国が実現できたのか、立役者であるディズニー家の人々を中心として、紹介していきたいと思います。(前回を読む

弟ウォルトを支えた兄

日本ではディズニー社の創業者としてウォルト・ディズニーばかりが有名ですが、実はディズニーの創業者はもう1人います。それはウォルトの8歳年上の兄ロイで、このロイがディズニーワールドを現在の姿にまで成長させた最大の立役者です。生まれついてのビジョナリーでコンテンツ制作の天才だった弟ウォルトに対して、兄ロイは弟のビジョンを実現するために必要な準備を整えてくれる優れた実務家でした。

アニメ市場が米国でもほとんど存在していなかった1920年代にディズニー社をウォルトと設立してから、1971年に亡くなるまで50年近くにわたってCEOを務めました。ウォルトは音が入ったトーキーアニメ映画、フルカラーのアニメ映画、それまで数十分が当たり前だったアニメ映画の2時間長編化と、アニメについて史上初めての試みを次々に思いつきます。

いずれもウォルト以外には思いつかない斬新なアイディアばかりですが、同時に多額の資金を必要として、さらにリスクが高い事業ばかりであったため、資金の出し手を見つけるのは大変難しく、その度に多額の資金をかき集めて実現にまでこぎつけるのがロイの役目でした。

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