2020年 IBグローバルランキング
IBのグローバルランキングの2020年版について解説します。コロナのために大学入試に関する様々な変更を余儀なくされる方も多く、今年の受験生は大変な状況だと思います。昨年は、IBはレポートや宿題で点数がつけられ、最終試験は行われませんでした。
その中でシンガポールのAnglo Chinese School学校は今年もグローバルのトップスコアでした。世界中のIBで満点を出した学生の半分以上が、この学校から出ていると言われています。
同率1位Diocean Boy’s schoolは、香港の名門男子進学校です。ジョンズ・ホプキンズのギフテッドプログラムCTY香港のゲーム理論クラスに参加した友人が、Diocean Boy’s schoolの子供たちが先生の引率で沢山参加していたと話をしていました。
3位の香港の St Paul’s collegeは上位常連校です。4位のイギリスKing’s College schoolはシンガポール人が沢山留学しています。5位の North London Colleglate schoolは、イギリスの名門女子校で特に数学が強いです。ドバイ、韓国、シンガポールに海外展開もしていて、シンガポール校は4歳から入学可能で共学校です。
イギリスで早くからIBを採用したことで有名なSevenoacksは、 40点超えで8位です。寮併設でアジア人留学生も多くいます。以前に見学に行きましたが、イギリスの中心地ロンドンへの利便性と学校からの手厚いサポートで、実践的なプロジェクトに取り組んでいると話していました。生徒のレベルが高く、先生の質が良いので、IBに興味がある日本の優秀層は、この学校を目指すのがいいと思います。
日本のトップはK international schoolで、ここ数年で一番良かったようです。イギリスの寮併設の女子校1位は、Headington schoolが16位、39.5点です。娘が今年から通う予定の学校の近くにあり、スポーツに力を入れていて、アジア人もある程度いるので気になっています。同じく寮付きの女子名門校、Cheltenham Ladies’ Collegeは26位、38.7点でした。シンガポールからも沢山の女子が留学します。
シンガポールのインターの1位はTanglin Trust schoolで、グローバルで19位でした。4歳から英国に準拠したカリキュラムで、最終2学年でAレベルかIBの選択するスタイルで、IBを選考する生徒が少数であることも寄与しているかもしれません。
シンガポールの名門インターのUWCSEAは、 総生徒数が5,500人のマンモス校ですが、ほぼ全員がIBを受験し、平均38点と優秀な成績を残しています。IBに沿ったカリキュラムを充実させていてかつ先生の質が素晴らしいと見ています。日本人の先生もいて、この学校で日英バイリンガルディプロマを取得する日本人も沢山います。
シンガポールのローカル校では、SOTA(school of the Arts Singapore)が28位、38.5点でここ数年健闘しています。GEMS、ダリッジカレッジなどグローバルに学校を運営しているインターナショナルスクールも色々な国で結果を出しています。
シンガポールは、28の学校から1663名の生徒がIBDPを受け、平均は34.52点です。香港は、33の学校から2324名が受け、平均は36.31点です。国別平均点は、香港の方が高いです。
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