日本と海外の教育の違い

シンガポールには日系塾が沢山あり、最寄り駅に中堅受験塾が開校したので娘が入塾しました。知名度や合格実績は全く気にせず選びましたが、テキストのレベルがちょうどよく手厚い指導で楽しく通っています。

その塾は、コロナの真っ最中の昨年4月に新しい分校をオープンしました。タイミングが悪く、開校と同時にオンライン授業となったそうですが、8月から対面の授業が始まり、沢山の生徒が通っています。

とてもユニークな塾で、娘は学校が終わると塾バスに乗り授業開始1時間も前に到着し、宿題をしたり、先生と一緒にゲームをしたりします。インターナショナルスクールや現地校、日本人学校に通う子供が混じって授業を受けます。

国語の授業では、ニュースを見てその要約をします。色々なニュースについて先生が話をしてくれるので、日本のニュースについて関心を持つようになり自宅でも私たちと一緒に話をするようになりました。

今日は、塾の新学年の説明会でした。そこで、シンガポールのインターナショナルスクールに長く通っていた生徒の作文を紹介しました。シンガポールのインターナショナルスクールと日本人学校の二つに子供を通わせたことがある私たちも非常に共感しました。

日本の教育では、答えを暗記し、正しく覚えていれば評価されますが、これは、私たちがシンガポールで受けた教育と真逆でした。

海外では、正解とされる答えはなく、自分の意見や考え方を述べて、論理的に自分の意見や考え方を示すことができたら評価されます。 

物事を暗記するだけの方が容易だが、自分の想像力を育むためには、自分の言葉で考えを述べる練習が必要です。社会に出たら明確な答えがないことが多く、柔軟に考え、新しい価値を提供できる思考力、想像力が必要とされるからです。

色々なバックグラウンドを持つ子供たちが通っているので、生きる力、子供たちの未来に向けた「学び」を提供したいと仰っていたのが印象的でした。

10歳以上向け討議会を1月30日と2月13日に開催します。 昨年の11月、12月に行った3回のイベントでは、35名のお子さんにご参加いただきました。

色々な問いについて考える力(思考力)や議論をまとめて発表する力(言語化力)、ディスカッションに積極的に参加する(コミュニケーション力)を養うようなプログラムになっていますので、是非ご参加ください。