英語初心者向けESLプログラムとは

シンガポールのインターナショナルスクール にはESL(English as a second language)もしくはEAL(English as an Additional language) と呼ばれる英語初心者向けのプログラムがあります。

英語が母国語でない国から転校してくる生徒にとって、英語ネイティブの生徒と同じ学年相当の英語力にまで追いつくのは大変であるため、学校では英語学習のための特別のクラスを用意しています。

学校によって、全ての授業をESL/EALの生徒たちだけで過ごすタイプ、英語や外国語の時間だけ取り出してESL/EALのクラスで学ぶタイプ、放課後にESL/EALの授業を受けるタイプなど違いがあります。

小学低学年では、ESL/EALクラスを1年ほど受けた後に、メインストリームと呼ばれる通常の子供達が通うクラスに移行する生徒が多いのですが、小学年中/高学年になってくると、学習内容も高度になってくるので2年以上ESL/EALクラスに通う子も見受けられます。

シンガポールのインターナショナルスクール では、各学校でESL/EALのクラスのタイプが違うので、日本から来られる方は事前に確認すると良いでしょう。その時にESL/EALのクラスの日本人の人数、ESL/EALのクラスの平均滞在期間なども合わせて聞いてみるとよりクラスのイメージが湧くと思います。

また、夏休みや冬休み長期に日本に帰国した際に英語を忘れて帰ってきて中々ESL/EALクラスから出られないという話や、ESL/EALクラスは学費とは別料金(学校によっては年間+50万円)を支払うので、学校に言われるがまま長期にわたりESL/EALクラスに留まっているという話も聞きます。

ESL/EALクラスはクラス担任とは違い専任の先生が付きますので、定期的にメールで子供の英語のレベルの進捗状況を尋ねたり、面談をしてもらうなど親からフォローからのフォローもすることで、ESL/EALのクラスからメインストリームの移行もスムーズにできると思います。