シンガポールのインターナショナルスクール最新版 2023年

シンガポールには沢山のインターナショナルスクールがあります。アメリカンスクール、ブリテッシュスクールに、AP (Advanced Placement)、IB(International Baccalaureate)、IGCSE、Aレベルなどカリキュラムも多様です。

直近2−3年の間に開校した学校や運営会社が変わった学校、老舗の学校についてもおさらいしながら、2022年シンガポールの最新インターナショナルスクール事情を紹介します。2022年版に加筆しました!

運営母体が変わった2校

カナディアンインターナショナルスクール(Canadian International School)は中国の「K-12教育企業」が520億円で買収しました。(名前は変わらず)IBカリキュラムを採用し、中国語・英語、フランス語・英語のバイリンガルプログラム、スポーツ、サマーキャンプには定評があります。買収後、香港での営業活動が盛んになり、中国人がとても増えたようです。

XCL ワールド・アカデミー(XCL World Academy:旧 GEMSワールドアカデミ)日本人の先生がいます。シンガポールで2校目となるXCLアメリカン・アカデミーも開校しました。

2021年のIBの結果は、平均スコアは35点、2022年は51名の生徒のうち1名が45点、2名が44点を獲得。さらに、卒業生の18%が40点以上、54%が35点以上を達成。元コグニタの幹部が経営するプライベート・エクイティの支援を受けた運営会社で今後も安定した成績を出しそうです。

同じ運営会社の3校

イギリスの学校運営会社(コグニタ)が運営するスタムフォードアメリカンスクール(Stamford American School)、 オーストラリアン・インターナショナル・スクール(Australian International School Singapore)、ブライトンカレッジシンガポール(Brighton College Singapore)の3つは、学費は比較的高めですが、安定したアドミン運営、先生の質などは定評があります。

2020年開校のブライトンカレッジシンガポールは、18ヵ月~11歳対象の幼・小一貫校です。中学生からはイギリス本校へ転校が期待されるのでしょうか。イギリス本校はアカデミックが強いことで有名です。日本人の知り合い数名がプリスクールに入りました。

イギリス系新興インター

イギリスの名門男子校のダリッジカレッジシンガポール (Dulwich College Singapore)は校舎がまだ出来る前から800人近い生徒を集めた校長先生のもと、中国語のカリキュラム、スポーツには定評があります。2022年のIBの平均点は36.8と素晴らしく、学年によってはウェィティングです。世界的なネームバリューもあります。

イギリスの名門女子校の分校であるノース・ロンドン・カレッジエイト・スクール(NLCS)は、韓国Jeju分校を成功させ、2020年にシンガポールに開校しました。NLCSロンドンの卒業生の3分の1以上は毎年オックスフォード/ケンブリッジ/アイビーリーグに合格していると言われ、2021年のIB平均点は39.44です。シンガポールはそれほど規模は大きくないですが、多様性あふれる生徒が集まり、ダリッジカレッジと同じようなアカデミックの強さを出してくると期待しています。

イギリスのケンブリッジにある名門私立校パーススクールシンガポール (The Perse School Singapore)は、周りで日本人が入学した話は聞きませんが、イギリスでのアカデミックの強さは有名、小規模校で学費もお手頃なので気になっています。

インド系バジェットインター

ワンワールドインターナショナルスクール (One World International School 通称OWIS)は、ナンヤンキャンパス、サンテックキャンパスに加えプンゴルキャンパスもオープンしました。ナンヤンキャンパスは日本人が多く在籍し、日本人のアドミンスタッフがいます。少なくともG3-4あたりまで入学試験はありません。ESLあります。

人気殺到老舗インター

シンガポールで一番人気のUWCSEA(United World College of South East Asia)はドーバーとイーストに二つのキャンパスがあります。毎年9月に申し込み開始です。シンガポールアメリカンスクール(Singapore American School)から米国ボーディングスクール、タングリントラストスクール(Tanglin Trust School)から英国ボーディングスクールは、欧米駐在員の黄金ルートです。先生の質、アクティビティ、学費、全てにおいて安定感(安定して学費が高い)があります

日本人駐在員に人気インター

チャッツワースインターナショナルスクール (Chatsworth International School)、ドーバーコートインターナショナルスクール(Dover court international school)です。中規模校で手厚いESLが魅力です。学年によってはウェイティングです。チャッツワースのG1-G4は日本人多いです。

ネクサスインターナショナルスクール(Nexus International School)も海外駐在員から運動施設が素晴らしいと良い評判を聞きます。

ガッツリESLクラスに入れてくれるオーバーシーズファミリースクール(Overseas family school)は英語苦手なお子さんでも入学可能です。日本の私立や公立校から小学生で転校してくる方は(英語力ゼロ)にはとても良い学校です。ただESLから1-2年出てません。(中学〜高校生の場合は学年下がる可能性もあり)

老舗校ISSも忘れてはいけません。小規模校で丁寧な指導、日本人の先生がいます。

ローカル系インター

もはやウェイティングが長すぎて駐在員期間中に入学が回ってこないと言われるローカル名門校のインターナショナル生向けセントジョセフ(St Joseph’s Institution International School)。シンガポールマス(算数)を採用しIBの成績もとても良いです。シンガポール人の生徒がハイスクールから入学してきます。

ACS International は、IB平均点で世界トップのACS Institutionのインターナショナル生向けです。生徒の半分はローカル生徒で東南アジアの生徒も多くいます。毎年日本からの留学生もいます。シンガポールで珍しい寮があるローカルインターの一つです。

ジョホールバルのインター

マルボロカレッジマレーシア(Marlborough College Malaysia)にも寮があり、週末だけシンガポールにバスで帰ってくるウィークリーボーディングがあります。日本人学生は30−40人と多めですが、巨大な敷地でスポーツができるのは魅力です。フルESLのクラスが出来て(学費+α)英語力が低めな学生も入学してきますが英語力低すぎると試験が通りません。

幼児教育に強いインター

イートンハウス(Etonhouse)ですが、Etonhouseブロードリック校は小学生まで、系列のミドルトンインターナショナルスクール(Middleton International School)は4歳〜18歳まであります。ミドルトンインターナショナルスクールは、「質の高い国際教育」と「良心的な学費」を両立、ブキティマ校、タンピネス校に加え、ウェストコースト校を開校しました。

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2023年のシンガポールのインターナショナルスクールのIBDPの結果は下記です。