ギフテッドプログラムの卒業生

娘がこの夏に参加したジョンズホプキンスが提供するGiftedプログラム(CTY)が今年40周年を迎えることで、色々なところで卒業生たちがお祝いをしています。このCTYプログラムは、8歳から16歳までの子供たちを対象としたプログラムで、米国や香港の直営プログラム他、世界各国でも開催されています。

CTYの有名な卒業生に、レディガガ、グーグルのセルゲイ・ブリン、フェイスブックのマークザッカーバーグがいますが、CTY史上一番優秀な有名人は2006年にフィールズ賞を受賞した数学者テレンス・タオ氏でしょう。

テレンス・タオは、父親は医者、母親は数学教師、オーストラリア生まれの数学者で、幼少期から異常な数学的能力を発揮したそうです。テレンス・タオには二人の弟がいますが、2人とも国際数学オリンピックで銅メダルを獲得するなど高い数学能力を持ちます。

9歳で自宅近くにあるフリンダース大学に飛び級で入学し、9歳でCTYのSAT数学セクションで760点を獲得しました。CTYには12歳以下でSATの算数セクションで700点を取得した子たちだけが呼ばれるイベントやコースがあるのですが、テレンス・タオはそれを9歳でクリアします。

10歳にして国際数学オリンピックに出場し銅メダルを、翌年には銀メダルを、さらに翌年には金メダルを獲得しました。この全てのメダルの最年少獲得記録は今だに破られていません。

プリンストン大学で博士号を取得後、24歳にしてカリフォルニア大学ロサンゼルス校の教授に就任します。その後2006年にフィールズ賞、2014年には数学ブレイクスルー賞を受賞します。

プリンストン大学に見学に行った時の様子はこちらの記事をご覧ください。

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