シンガポール6歳児のバイリンガル育児
私たちには3歳の時にシンガポールに来た14歳の娘とシンガポール生まれの息子がいます。娘はイギリスのボーディングスクールに、7歳の息子はシンガポールのインターナショナルスクールに通いました。
当時5歳の息子のバイリンガル育児を振り返って書いたこちらのブログがお陰様で沢山の方に読まれ早1年半、息子の6歳のバイリンガル育児の様子を残しておこうと思います。
息子は2歳から2年半日系幼稚園に、ロンドンの日系幼稚園に半年通い、その後シンガポールのインターナショナルスクールに2年ほど通いました。メイドさんはインドネシア人、同い年の幼馴染は同じコンドの上の階に住んでいるシンガポール人で彼らとは英語で話、私たちとは日本語で話をしています。
年中さんから始めたサッカーと野球が大好きで毎日夜まで練習をしていて、自宅にもサッカーや野球の自主練用のグッズを用意しているためボールを触らないで一日過ごしたことはありません。そのような環境のため公文や塾には行っておらず自宅学習をしています。
1日の勉強時間は30分程度しかありませんが、繰り返し学習など本人が嫌がること時間がかかることはせずに細く長く、旅行先でも毎日何か取り組むようにしています。
4歳にロンドンに滞在していた時には英語のワークブック(シール貼る、迷路、アルファベットを書くなど)を沢山やりました。時間があれば図書館に行って、本を一緒に読んだりしましたが、ロンドンから戻ってきて5歳でシンガポールのインターナショナルスクールに入学した頃にはまだ自分で本を読んだりすることはできませんでした。
その後慌ててフォニックスのワークブックをやり、フォニックスの本を沢山読み、多読を行ったりとインターナショナルスクールに通いながら自宅学習を行いました。インターナショナルスクールに入って初めての1年間は学校についていけてはいるようですが、積極的に英語でグループワークに参加している感じはしませんでした。
インターナショナルスクールも2年目に入り、先生との相性も良かったのか褒められることが多くなり、授業参観で学校に行った時には上手に英語でプレゼンをしていました。先生からは日本人のお友達の英語のコミュニケーションのサポート(先生が英語で言ったことを日本語で説明してあげる)をしていることでAwardをもらってきました。
日本人の子でインターナショナルスクールに入学したばかりの子は、英語を話し始めるまで半年から1年程かかる子もいますが、ぜひ自宅でも英語に触れることをお勧めします。
というのも2年、3年と英語のプリスクールに通ったけど英語の試験を受けると全然読めない、書けない、理解できないという話はシンガポールでもよく見聞きするからです。おそらく、英語のテレビやYoutubeなど見ていても英語の本を読んだり、英語の文章を読んで答えたりなど英語のサポートを自宅でしてこなかったからだと思います。
娘も受けていた英検ですが、息子も受けようかと4級(中学中級程度)の過去問を解かせてみました。2年間インターナショナルスクールに通っただけですが、4級は問題なく解けました。今度時間ができたら3級の過去問を解いて受験しようと思います。
英語の本は読んだらシールを貼ってポイント制にしてモチベーションを保っていましたが、息子の場合は長い本ではなく短めの簡単な本でいいのでなるべく毎日読むようにしていました。また物語の本は飽きてしまうので最近はナショナルライブラリーから科学系やスポーツの本を借りてくるようにしています。
単語は現地のWord listを壁に貼って見れるようにしていました。また夏休みには英語のスポーツキャンプにお姉ちゃんと一緒に通っていてオール英語環境に積極的に参加させていました。
これまでは総じて日英どちらも読み書きできますがこれからどんどん難しくなってきます。日本語環境では漢字学習が始まり、英語環境ではYear3からは単語も3級〜英検準2級レベルになってくるので自宅学習も計画的に行わなくてはと今から色々考えています。
息子は、4月から日本人学校に入学しましたが、英語は一番上のクラスでした。現地のプリスクールから入ってきた子が意外と多かったですし、日本人幼稚園は4クラス中2クラスは英語で行うクラスです。
自宅学習では宿題をすぐに終わらせて英語の本とイギリスの現地で使うワークブックを行っています。先日まで2週間ほどロンドンに行っていたので、娘に聞きながら現地の子たちが使用しているワークブックを沢山買ってきたので別のブログで紹介したいと思います。
幼児の頃は英語のプリスクールに入れて、その後日本の学校への入学と共におうち英語という家庭が日本で最近増えてきていると聞きますが、プリスクール時は掛け流しや単なる多読にとどまらずきちんとフォニックスやワークブックなどで学年相当の単語や文章に触れることが大切かと思います。
また小学校に入学した後は、良質な英語のワークブックなどを使い米英の現地のカリキュラムを横目に見ながら単語や読解、ライティングなどバランスよく学び続けることが良いと思います。もちろん英語の本にも沢山触れるのがいいでしょう。
息子は、将来的には日本人学校からインターナショナルスクールに転校する予定ですが(未定)、日本人学校では沢山の友達たちと毎日楽しく過ごしてとても楽しそうです。娘14歳のバイリンガル日記は、ボーディングスクール生活としてブログに書こうと思います。
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